彼らの実質的な活動終了後に出された編集盤、1999年発売。1
このSpotify/AppleMusicと言った、ストリーミング配信、そして皆がプレイリストを共有する時代においては、「CDでのベスト盤」と言う存在は、全く説明も難しくなってしまいましたね。
ATCQの1stから4thは、どれも大好きなのですが、当時普段聴くのは、このベスト盤だったのです。 特に、初期3枚の曲は良いビート/良いライムなのですが、少々マスタリングに難があったのですよね。
ATCQとかその時代のヒップ・ホップが好きな人は、大抵、自分で編集したミックステープを作った経験があると思うのですが、やっぱり音質の凹凸はなかなか難しいものがありましたよね。
その点、この編盤は、この時点での最新のデジタル・リマスタリングによって、芯がしっかり/輪郭はハッキリ/アタックの強い重たい音に生まれ変わっていて、また新しい発見があります。
後、サントラ"Boomerang"に収められた #11.‘Hot Sex’ や、当時の最新曲でアルバム未収録だった、 Q-Tip のソロ曲 #19.‘Vivrant Thing’ が聴けるのもありがたかったのです。2
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2007/04/20 に書いた文章に加筆訂正しました ↩︎