"Back in the Day: The Best of Bootsy"(1994) / Bootsy Collins

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ワーナー時代のBoosty’s Bubber Band/Boosty Collinsの初ベスト。1

この頃(‘94年)は、P-Funkの再評価が最高に高まった頃でした。 2 とは言え、当時のワーナーは、決してインスタントな編集盤を出さず、”Warner Archive”と銘打った、丁寧なマスタリングと、歴史を正しく紐解くような選曲で、今の時代にも有効な、この盤を出してきたのです。

#1.‘Ahh… The Name Is Bootsy, Baby!’ #2.‘Stretchin’ Out (In a Rubber Band)’ #3.‘The Pinocchio Theory’ と言う、冒頭軽妙でコミカルなアップ3曲で掴み、 当時のG-Funkにも通じる、重くズブズブ沈むようなファンク #4.‘Hollywood Squares’ を挟んで、必殺のスロー・ファンク・バラード #5.‘I’d Rather Be With You’ に持っていく、と言う、「上手い流れ」の見本のような選曲術です。

以降は、Boosty Collinsの強靭なベースライン、ナスティで極彩色のファンク絵巻に身を委ねればいい、もう最高ですね。

とは言え、流石の”Warner Archive”、レア曲を3曲も織り込んできます。

まず、 #7.‘What’s So Never The Dance’ BoostyがJames Brown/JB’sを抜けた直後、地元に戻って自主制作で出したシングル盤。 これがまたソリッドで、James Brown譲りの、前のめりな、ガヤと管楽隊がグルーヴを引っ張るレア・ファンク。

‘82年に出た、12インチ盤のみリリース #12.‘Body Slam’ これが早過ぎた、ブレイクダンス/エレクトロ・ファンクなんですね。 今聴くと、「”P”の人達はエレクトロをこう捉えていたのかー」と言う良いサンプルでしょう。

そして、ラスト #14.‘Psychoticbumpschool (Live)’ 多分”Earth Tour”の前後と思える、未発表ライヴ録音。 P-Funk全盛期の、でかい会場で繰り広げられた、一大ファンク絵巻のたった一切れ、みたいな色々想像が広がる、熱量高いライヴが繰り広げられます。

これが出た’94年は、編集盤/コンピ盤乱発の年だったのですが、丁寧な編集、歴史編纂は時代を超えて、残り続ける、と言う良い見本でないでしょうか。


  1. Back in the Day: The Best of Bootsy - Wikipedia [return]
  2. “The Chronic” / Dr. Dreが’92年末に出て、’93年にかけて大ヒット、追って “Doggystyle” / Snoop Doggy Doggが出た頃です。 [return]