彼らの、代表作とも呼べる “Discovery”1 を全部ひっくり返す 2003作2
勿論、 “Discovery” は、歌にエフェクトをカマすことで、色々なことから自由になれる!を体現していたのですね。
でも、この “Daft Club” では、再度生々しい歌を入れることで、元々のアルバムが持っていた「うたごころ」を再生することに成功していると思うのですね。
当時のR&B最先端だった The The Neptunes の #3.‘Harder, Better, Faster, Stronger (The Neptunes Remix)’ や、まだ当時Hip-Hop界隈でも知る人ぞ知る存在だった Slum Village / J.Dilla #10.‘Aerodynamic (Slum Village Remix)’ の起用は、流石の眼力でしょう。
そして、実質的なラスト曲 #13.‘One More Time (Romanthony’s Unplugged)’ が素晴らしいのです。 抑圧を重ねられている2001年にあって、ギターひとつで、あえて世間に立ち向かう姿勢、ミュージシャンシップかくあるべし、と言う感じです。