彼の代表作その31
前作2 で一旦力強くミュージーシャン宣言を行い、その前後に行われたツアーで、会場だけではなく宿泊先のホテルや、ツアーバスの中での録音も含むライヴ・アルバム。3
確かに、力強い自己宣言とも言える #1.‘Running on Empty’ #4.‘You Love the Thunder’ 他人のカヴァー曲だけど、自分の歌唱にまで昇華した #2.‘The Road’4 とか、ラストの感動的な #9.‘The Load-Out’ 等々、名曲揃いなのです。 ここから彼の音楽に入っても全然問題ないと思うのです。
…ただ、このアルバムから、彼の音楽は、結局(所謂)「アメリカの商業ロック」、もっと言うと(所謂)「ハートランド・ロック」5 に飲まれていくのです。
大好きだけど、大好きとも断言できないこの1枚。 久しぶりに聴き返したのですが、なかなか複雑な思いしか残らない盤です。