基本、ソウルバー/ロックバーでのDJの時、「意外な人が意外な曲をカヴァー」と言うのは、お客さんの反応よいのですが、この曲かけると、大抵の人はびっくりしますねー。
まず、出だしの歌メロで、普通のバーの客は気付くわけです。 「あ、コレ“ハートに火をつけて”だ」って。 でも、こう言うソフトな女性ヴォーカルって知らないし…、と悩みまくって、DJである私に聞いてくるんですね、「これ、誰が歌ってるんですか?」って。
で、「Minnie Ripertonですよ。 “Lovin’ You"の人。」って私が言うと、再度びっくりされる、と言う…。
このカヴァーがすごく秀逸なのは、
- 基本のメロを、歌の節回しでいじらない
- 段々リズミックになっていく展開で、前半と後半が全く違う曲調
- 後半いきなりJose Felicianoが、歌で切り込んでくる展開
と、非常に情報量多い曲なんですね。 故に、最初から気付く人、最初気付かなくても、後になって気付く人がいて、DJしてて非常に楽しいのです。
“Lovin’ You"や"Perfect Angel"を流すため、基本的にMinnie Ripertonのベスト盤は毎度持って行くんですけど、この曲で反応あった時は、「やった…!!」って思いますね。1
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2015/04/02 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎