一言で「プログレ」と言っても、諸々あります。
Steve Hillageは、フランスのプログレッシヴロックバンド、Gongのギタリストとして活動していて1
国境を超え、‘70年代後半に、彼がソロで出したアルバムの数々は、メロウでスペイシーで、実にいい感じの揺らぎを持った曲ばかりなのです。その究極が、アルバム “Green”(1978) ではないでしょうか?
Stevie Wonder / The Isley Brothers / Gil Scott-Heron のブレインだった、シンセサイザー奏者/技術者 TONT System / Malcolm Cecil2 をアレンジの核に置いて、P-Funkばりのクールでユーモラスなファンクや、ハードなギターが鳴りまくるロック、メロウでスムースなバラードが、違和感なく同居していて良いのですよ。 その極みが “Palm Trees (Love Guitar)” かな、と思っていますね。3
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2015/05/14 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎