音楽千夜一夜物語 第四夜 "Palm Trees (Love Guitar)"(1978) / Steve Hillage

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Steve Hillage - Palm Trees (Love Guitar)

一言で「プログレ」と言っても、諸々あります。


Steve Hillageは、フランスのプログレッシヴロックバンド、Gongのギタリストとして活動していて1

国境を超え、’70年代後半に、彼がソロで出したアルバムの数々は、メロウでスペイシーで、実にいい感じの揺らぎを持った曲ばかりなのです。その究極が、アルバム”Green”ではないでしょうか?

Stevie Wonder / The Isley Brothers / Gil Scott-Heron のブレインだった、シンセサイザー奏者/技術者 TONT System / Malcolm Cecil2 をアレンジの核に置いて、P-Funkばりのクールでユーモラスなファンクや、ハードなギターが鳴りまくるロック、メロウでスムースなバラードが、違和感なく同居していて良いのですよ。 その極みが “Palm Trees (Love Guitar)” かな、と思っていますね。3