静かな曲をかけるDJの時、Van Morrisonの"Moondance"を持って行きます。1 って言うか、このアルバム、前半、アナログで言うA面の5曲が素晴らし過ぎて、DJとしての役目も放棄して、5曲をそのまま流したい衝動にかられたりも…。
特に、#3.‘Crazy Love’の、イントロ無しで I can hear her heart beat for a thousand miles… と言う最初のフレーズが流れてきた瞬間は、背筋に電流が走るような快感に、身体が打ち震えますよ。
囁くような歌唱、主旋律に呼応するような女性コーラス、空間を薄く埋めるようなビブラフォン(鉄琴)、最小限のブラシプレイを中心のドラム、どれもが控えめなのに、愛を歌う悦びに満ちていて、「魂の歌、と言う意味での真のソウル・ミュージック」を感じます。2