1曲でも知っている割合が2桁を超えた年代はなかった。
ある記事を読みました。1
仕方ないですよ。 彼らは、「ブラザース&シスターズのための、ワーキング・クラス・バンド」だったのですし…。
そして、彼らの音楽がUS/UKで再評価された'90s半ばですら、ここ、ニポン/トキヨーでは、全く理解されず、評価は全く低かったのです。 仕方ないことですが、旧来のソウルファンと、フツーにR&B/Hip-Hopから音楽を知った層とでは、今では説明も難しい位、断絶が深いものでした。
私もこっち来た当時、ソウルバーに行って、「アイズレー・ブラザーズの曲が聴きたいんですよね」とか言おうものなら、ホント針のむしろが待っていた訳です。 いや、大マジです。 それで疎遠になったソウルバーとかありますのでねぇ…。
彼らの音楽が、再評価されるきっかけになったのは、Aaliyahのカヴァー2だったのですが、それすら、この地ではガン無視だった訳で、私は、その時悟ったのです。 「あー、この人達は、ブラザース&シスターズの文化を知りたい/好きな訳じゃなくて、ちょっと崇高な趣味を持っている自分が好きなんだ」ってね。
そこら辺を知ってから、あんまソウルバーとか行かなくなりましたね…。3
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2015/12/15 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎