音楽千夜一夜物語 第四十四夜 "Love Him, Love Her"(1980) / Seawind

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Seawind - Love Him, Love Her

宗教音楽も気軽に聴いたら良いのでしょうか。その1

小洒落た軽い演奏に、キュートでコケティッシュな歌声が乗ってて良いですね。1

英語の授業でも習いましたよね、“He"とは神のこと、“She"は聖母のこと。
ニホンジンには抵抗あるかもですが、でも、この軽いアレンジ/ニュアンスで歌われると、まぁ、歌詞とかどうでも良いかなー、と思えてくるのが不思議な感じです。

彼らは、ハワイ出身のバンドなのですが、演奏テクも表現のニュアンスも優れていため、LA移住後は、技巧派スタジオセッションミュージシャンとして頭角を表していきます。
特に、Jerry Hey/Larry Williamsを中心とする管楽隊は、数々のヒット作/名盤に、編曲と演奏で関わっていきます。

Michael Jackson “Off The Wall” のクレジットにはしっかり’The Seawind Horns’って記載がありますしね。2


  1. “What a Fool Believes” を下敷きにしているのでしょう。 ↩︎

  2. 2017/08/09 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎