音楽千夜一夜物語 第五十夜 "Let It Be"(1971) / Gladys Knight & The Pips

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Gladys Knight & The Pips - Let It Be

まぁー、音楽の話は適当でいいんですよ。 なので、ビートルズ辺りからしたら良いんないでしょうか?1


普遍的な詞曲が魅力のビートルズですが、時々の流行で音を変化させていきます。

直球ロケンロー -> メロディアスで内相的な楽曲 -> サイケデリック大爆発 -> 賢者モード

みたいな感じでしょうか(???)

特に、ラスト2枚、“Abbey Road” / “Let It Be"は、世界的な厭世/反戦ムードを反映していて、癒やしの曲が多いのが特徴です。 それは、ソウル/ブルーズ/ジャズにも、確実に影響を及ぼしていきます。

Paul McCartney が、自分の資質/ルーツに無い、ゴスペルを題材にした “Let It Be” を、教会育ちの Gladys Knight が歌うのは、どうにもこうにもオモシロですね。
後、Gladys Knight & The Pips版では、途中のギター・ソロがとても晴れやかで、「あー、この曲は本来はこうであるべきだったんだ…」と、妙な気持ちになったりも。2


  1. 前回はこちら "(Money Can’t) Buy Me Love”(1996) / Blackstreet ↩︎

  2. 2017/12/01 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎