偉大なるギタリストNile Rodgersの良い仕事、その1
前々から、Nile Rodgersについて書きたいとは思っておったんですが、なにせ仕事量膨大なのでねぇ…。 まぁ、重い腰を上げて何か書こうとしておるわけですよ。
2013年の曲だから、もう5年も前ですかね。1 当時は、EDM/DubStep全盛期でした。
そこに、ドラムもベースもギターもピアノも人力演奏、シンセサイザーはアナログシンセの手弾きで、ダンスミュージックを演奏する、と言うのは、かなり異色だったわけですね。
まぁ、嫌味な見方をすると、 Daft Punk 位の全世界の注目を集めるミュージシャンの8年振りの新作、と言うことで、慎重に進めつつ困難な制作プロセスを経ているうちに、時代は二歩先まで進んでしまった、故に後から出した古臭くも完成度の高い音作りが、時代のカウンターとなってしまったのは、文字通りの「ラッキー」だったのかもしれません。2
この時の Nile Rodgers は、ほぼ、 Chic の2nd “C’est Chic” 時代のセルフ・完コピなんですよね。 それで良いではないですか、楽しいのだし。
Nile Rodgers のイメージってここで固まっているから、と見切って、オファーを出した Daft Punk も、受けた Nile Rodgers もプロですね。 3
-
2018年の文章です。 ↩︎
-
自覚的にやり始めた、そしてそれが最終章になってしまったのが “I Feel It Coming ft. Daft Punk”(2017) / The Weeknd でしょう。 ↩︎
-
2018/01/30 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎