音楽千夜一夜物語 第五十九夜 "Girls"(2013) / The 1975

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The 1975 - Girls

201x年の1980年代サウンド その1

The 1975 は、今、一番信頼できる音楽を奏でるバンドです。 知性も野蛮も優しさも諧謔も大衆性も、全部ある。

1980年代の音楽をベースにしながら、チャラさはなく、軽妙なのに、演奏の上手さを微妙に隠しながら、メロディーの良さをシンプルに伝えている。

もうこれ、バンドとして、最高の境地じゃないでしょうかね?

一見して分かりますが、この “Girls” のPVは Robert Palmer - “Addicted To Love” が下敷きにありますよね。 「スーパーモデルはリズム感が悪い」のパロディとしては、最高でないでしょうか?

The 1975 - “The Sound (Glastonbury 2016)” その後のライヴなのですが、数万人を前にして、この堂々した力強くふてぶてしいステージ捌き。 ヴォーカルのカリスマ性がステージを引っ張っているのですが、それにはバンドの結束力/演奏力/センスが不可欠なのが、よく分かるんでないでしょうか?1


  1. 2018/04/11 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎