201x年の1980年代サウンド その21
HAIM は、今、一番信頼できる音楽を奏でるバンドです。 知性も野蛮も優しさも諧謔も大衆性も、全部ある。
1980年代の音楽をベースにしながら、チャラさはなく、軽妙なのに、演奏の上手さを微妙に隠しながら、メロディーの良さをシンプルに伝えている。
もうこれ、バンドとして、最高の境地じゃないでしょうかね?
デビュー時から、散々、やれバングルス2だの、ゴーゴーズ3だの言われ続けて、遂に開き直って、モロ'80s後期~'90s初期の雰囲気の画質のPV作って来ましたよ…。
困ったことに(?!)、これがなかなかいい感じにハマっていましてね。
いやいや、HAIMの三姉妹、全員マルチプレイヤーで、 “Oh Well” のライヴ映像とか観ると、演奏も激上手いんですよね。
ここら辺の世間との乖離はなかなか難しいねぇ、と言うお話でした。4
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前回はこちら “Girls”(2013) / The 1975 ↩︎
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2018/04/20 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎