「黒い」紫色 その1
(とある、ロックバーにて)
「へぇ、ハードロックとかも聴くの?」
「えー、まぁ、それなりに…」
「Deep Purpleとかは?」
「ま、まぁ、好きですよ?」
みたいな会話、この前したんで、私が好きな Deep Purple / Rainbow / Whitesnake 関連の曲について書きます。 まぁ、私の音楽の趣味 ソウル / ブルーズ に沿ったやつですが
第三期/第四期のベースとヴォーカルをつとめた、Glenn Hughesの1stソロアルバム"Play Me Out"1の中の曲。
シンプルなリズムマシーンのビートを縫うように、スラップベース、管楽隊、ギター、パーカッションが呼応しながら、ファンキーなアンサンブルを奏で、力強くも、ねっとりとまとわりつくような歌唱。 これは、全然ハードロックじゃなく、フツーに「ファンク」ですよね。
多分、彼の念頭には、Sly & the Family Stone2やStevie Wonder3があったんじゃないかなー、と。 そもそも、Deep Purple 加入前にいた Trapeze - “Will Our Love End” からして、「ソウル・ミュージック」としか言えない音楽でしたし。
アルバムは、‘77年なので、ちょっと流行りからは遅れていたし、彼もドラッグにハマりすぎて活動が途切れ途切れになってしまい、結局、この路線はこの1枚で終わってしまいます。
あー、もったいない、とは思うのですが、これも時代の波、だったのでしょう。4
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2019/02/24 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎