音楽千夜一夜物語 第七十七夜 "Hush"(1967) / Billy Joe Royal

Posted on

Billy Joe Royal - Hush

「黒い」紫色 その41

Deep Purpleのデビュー曲 “Hush” は、米国南部の、カントリーとブルーズの混淆音楽のカヴァーでした。

彼らもモッズの流れを汲む、「ダンスクラブの箱バン」が出自のR&Bバンドであった、ということなのですね。 その視点で観ると、John Lordのオルガンも、実にリズミックでグルーヴィであることが分かるでしょうか?

作者ヴァージョンの方が数段かっこいいのは、まぁ、気のせいじゃないですよね。2 そもリズム感や歌心が違い過ぎですし。

第一期Deep Purpleは迷走の末に終わるわけですが、その歌手だったRod Evansがその後どうなったかは、色々あってですね。3

うわ、めちゃくちゃこえぇ!!! Deep Purpleのマネジメント会社、マジで業界のモンスターで、メンバーでもコントロールできてなくて、と言う話の一端がここに…。4


  1. 前回はこちら “Carbon Dioxide”(1975) / Alphonse Mouzon ↩︎

  2. Joe South - “Hush” ↩︎

  3. ロッド・エヴァンス - Wikipedia ↩︎

  4. 2019/04/20 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎