ジャズじゃないブルー・ノート(BN) その1
今年は、ブルー・ノート60周年です。1
色々催しが用意されている。 でも、50周年の時にもっとやっておけよな、と言う感が強いかも。 まぁ、今から10年前は、あんま経済状態も良くなかったからです、からね。
そして、本題。 BNはジャズ専門レーベルとして発足したのですが、とにかく、時代に翻弄されまくります。 仕方ないことなのですが。 故に、「ジャズ」と言えないレコードを出しまくります。 それも仕方ないことなのですが。
とは言え、そういう音源には、今、聴いても良いのも多いので、そういう音源を紹介します。
‘70年代のBNは、流石に公民権運動やニュー・ソウルを無視できなくて、ジャズに、ソウルを混ぜたような作品を出します。
‘70年に出されたBobby Hutcherson “Now!” はそういう作品です。 歌手の Eugene McDaniels2 と組み、歌と音の両面でメッセージを伝えていきます。
そして、「今、ここで起きているんだ」と言う問題提起の作品が、未だに緊迫感をもって聴ける世の中、きちんと正面から受け止めたいですね。3