音楽千夜一夜物語 第八十五夜 "Lady"(1976) / George Benson

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Geroge Benson - Lady

大ヒットLPの中の誰も知らない曲 その31

「歴史的名盤」「一家に一枚」と呼ばれるLP盤の中にも、良い曲なのに、誰にも知られず話題になることのない曲があります。

彼の一世一代の名盤、 “Breezin’”2 ですが、アナログ盤で言うところのB面、ちゃんと聴いている人、いますかね…。

ジャズ喫茶では、片面をノンストップでかけるというスタイルなので、A面の最初の#1.‘Breezin’’ / #2.‘This Masquerade’ だけ聴かれて、B面誰も知らなかった、と言う当時のあるある話だったらしいのですが。

Claus Ogerman の流麗な弦楽アレンジに乗せて、流れるようなリズム隊と、エレクトリック・ピアノ、本人のギター。 アルバムを〆るのにふさわしい、インスト曲ですね。

名盤と言われる盤には、ヒット曲以外にも良い曲が入っているので、折につけて聴き返したいものです。3


  1. 前回はこちら “Velas”(1981) / Quincy Jones ↩︎

  2. Breezin’ - Wikipedia ↩︎

  3. 2020/08/13 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎