梯郁太郎の見た808夜の夢 その41
泣く子も黙る(??)、1985年の全米No.1ヒット。
この時点で、 ‘Sexual Healing’2 流儀のリズムは、もう相当時代遅れだった訳ですが、彼はあえてそれでもやったのです。
チャカポコさは程々に、ジャズのブラシプレイを模したリズムをTR-808で作る、これがプログレッシヴ・ロックの超絶技巧派であり、パワーヒッター・ドラマーであり、歌手でもあった彼の辿り着いた境地だったのです。
後、この印象的なエレクトリック・ピアノの音色は、YAMAHA DX-7ですよね。 この楽曲には、この音色でなくてはならない、というハマり具合。 この頃の、日本の楽器メーカーのイノベーションは物凄かったのです。3
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2020/11/22 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎