Stevie Wonderのソックリさん選抜戦その31
Steve Winwoodを、殊更ソックリさんというのも、少々違うかもしれません。 天才少年鍵盤奏者兼歌手として'60sに世に出て2、アフロビートに接近しつつも3、「良いメロディと歌」を作るということに、Stevie Wonderと同じく一貫して揺るぎがない、時代の同志とも呼べる存在なのです。
久しぶりに ‘Arc Of A Diver’ を聴いたのですが、良いですね。 全ての楽器を一人で演奏、ボーカルもバックコーラスも一人で多重録音。 こう言う作風は、密室的になったり躍動感が欠如したりするのですが、リズムマシンと生楽器との演奏も馴染んでますし、適度に広がりのある風通しの良い音楽。 もうこれ、天才的じゃないでしょうか。
配信とかでフツーに聴けるので、今こそ再評価されるべき一枚だと思いますね。4
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2021/03/30 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎