音楽千夜一夜物語 第百十三夜 "Valentino"(2009) / Diane Birch

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Diane Birch - Valentino

2009年の回顧録その21

このアルバム2、良いメロ、良い歌、良い演奏、良い録音が揃った盤で、繰り返し聴きました。 どうしようもなく Carole King の『つづれおり』な内容なんですけど、「そうだよね、サブプライムショックな世の中だもの、ああいうアルバムが皆必要なんだよ」と、ちょっと後ろ向きになりつつも、きちんとメロディを丁寧に歌う、って言う普遍的なことが凄く難しい時代の一筋の光、と言う感じです。3

ちなみに、この曲、ベースに The Meters の George Porter, Jr. が参加した本格的な「セカンドライン」で、え?今は2009年だよ?と言う感じでしたね。4


  1. 前回はこちら “Moon Rivers and Such”(2009) / Kristina Train ↩︎

  2. Bible Belt (album) - Wikipedia ↩︎

  3. 以前も少し書きました “Fools”(2010) / Diane Birch ↩︎

  4. 2009/12/31 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎