1990年前後に流行った、(所謂)「ミクスチャー・ロック」。 今となっては時代の徒花でしか無いのですが。
Dan Reed Network は、1st(‘88)の頃は、「ちょっと遅れてきてやってきたLAヘア・メタル」風味だったのですが、人種混合メンバーの力量を活かしていくうちに、ファンクとメタルを融合した(所謂)「ミクスチャー・ロック」へと変貌していくのでした。
‘Money’ は Pink Floyd の超有名曲のカヴァー。1 5/4拍子の変則ブルースを、4/4拍子のファンクに変えて演奏。 Pink Floyd のヴァージョンでは苦労したであろうキャッシュレジの音を使ったリズムパターンも、サンプリングマシーンのループを組めば早いし、このカヴァーはアイデア賞モノ。
このアルバム、この曲だけ、Chic の Nile Rodgers のプロデュース。 なるほど、どこか Duran Duran2 っぽい感触もありますね。3
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2020/04/01 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎