"Zapp III"(1983) / Zapp

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2ndの絶好調さを引き継いだ’83年作1

2ndが、バラエティに富んだ内容だったことを踏まえつつ、(所謂)「Zappらしさ」でアレンジを固めたのでしょう。

ひたすら、2拍4拍のハンドクラップで、バックビートを決めて、バスドラムでシンコペーションを作る、ギターのカッティングがそれを強化、パーカッション、シンセサイザーや管楽隊が、それを縫うようにアンサンブルを決める、と言う王道パターンで、アルバム片面を作ってしまうのです。 アナログ盤で言うところのA面はそうですね。 #1.‘Heartbreaker’ #2.‘I Can Make You Dance’ の強固さは、当時のRoger Troutmanと、バンドメンバーにしか出せない、唯一無二のなグルーヴでしょうね。 ハモニカが多少ルーズなノリを出しつつ、リズム隊はカチッとした縦割りビートな #3.‘Play Some Blues’ は、彼らなりのオハイオ流儀の消化/昇華なのでしょう。

アナログ盤で言うところのB面は、初っ端にメロウなドゥワップ風味のミディアム・バラード #4.‘Spend My Whole Life’ で掴み、洒落たファンキーナンバー、 #5.‘We Need The Buck’ #6.‘Tut-Tut (Jazz)’ は、彼らの演奏力の高さの証明なんですね。

’83年という、デジタル・シンセサイザー/リズムマシーンに四苦八苦しているミュージシャンも多かった時代、引き続き絶好調を維持し、今聴いても良い感じの隙間とグルーヴがある一枚。 サンプリングの元ネタだけじゃない、彼らの音楽性を感じて欲しいのです。