"James Brown's Funky People (Part.2)"(1988) / Various Artists

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JAMES BROWN’S FUNKY PEOPLE PART2

第一弾1 に続いて、当時のJames Brown(JB)のレーベル、“People"からのシングル盤を編集したコンピレーション。

初っ端から必殺のレア・グルーヴ/ファンキー・ソウル #1.‘I Know You Got Soul’ で掴みます。 勿論、前年'87年の Eric B. & Rakim - ‘I Know You Got Soul’ が前提にあるのですよね。 ‘80s終盤の、英国のレア・グルーヴが、米国のヒップ・ホップ/ニュー・ジャック・スウィング/グラウンド・ビートと呼応し、それがオリジナルを集めた編集盤を通じてファンクの再評価に繋がる、そう言う時代の端緒でしたね。

第一弾から続いて、Lyn Collinsは、#5.‘Put It On The Line’ では、妖しいミディアム、 #10.‘Do Your Thing’ は、力の入ったファンキー・ソウルが選ばれ、Myra Barnes(Vicki Anderson)は、 #8.‘The Message From The Soul Sisters (Parts 1 & 2)’#12.‘Super Good’ 、Marva Whitneyも、 #3.‘What Do I Have To Do To Prove My Love To You’ と、ファンキーさ大全開で、当時のJames Brown/JB’sのレビュー・ショウを支えた「歌ぢから」が、残されたシングル群からも分かりますね。

更には、JB’sの別名義であるバンドのインストトラックには、JB自身が参加もして、‘70s初期の実験精神が垣間見られるのも面白いですね。
Maceo & The Macks #4.‘Soul Power ‘74’#7.‘Cross The Track (We Better Go Back)’ 、 Fred Wesley & The JB’s #13.‘Blow Your Head’2 等は、ブレイク・ビーツ/サンプリング元ネタ定番として押さえておきたいところです。

Fred Wesley & The JB’s - Blow Your Head


  1. “James Brown’s Funky People”(1986) / Various Artists ↩︎

  2. この編集盤が出る前年'87年には、 Public Enemy - Public Enemy No.1 がありました。 ↩︎