宗教音楽も気軽に聴いたら良いのでしょうか。その31
いやー、かっこいいですね!! (所謂)「踊れるAOR」の筆頭格でないでしょうか?
前に紹介した Seawind2 の Bob Wilson のプロデュース Jerry Hey 以下 “The Seawind Horns” が前面参加。 聴けば分かりますが、この管楽隊の歯切れの良さ、この時代で、これ。 尋常じゃないですわ。
…とは言え、基本はメロディーの良さ、それを支える、ツインリードの歌声の良さ、4ピースバンド編成でのタイトなリズム、全員がヴォーカルをとれると言う、バチっときまったコーラス・ワークがカナメなんですね。
お前は信じるんだ、そこにある大切なものを / お前は信じるんだ、愛してくれる人を
誰も守ってくれなかったんだろう? / だから誰とも心を通わせなかった
死ぬために生まれたとしても / 間違いを犯すために生きているとしても
恐れるんじゃない / 信じるんだ
この歌詞3で出てくる"お前"は、「かつて信仰を持てなかった過去の自分」のことなんですね。 宗教音楽って言うのは、こういう言い回しで、歌詞としての普遍性を作ってるんだなー、って知りましたよ。4
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前回はこちら “Do Right”(1980) / Paul Davis ↩︎
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Sweet Comfort Band – Got to Believe Lyrics | Genius Lyrics ↩︎
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2017/09/03 に書いた文章に加筆訂正しました。 ↩︎