P.Funk, uncut funk, the bomb
Make my funk the P. Funk / I want my funk uncut
ファンクバンドとして確固した地位を築いた、Parliamentの3rdアルバム、76年作。1
Bootsy Collins も Fred Wesley & the Horny Horns も揃って、全ての楽曲に関わり、 Tiki Fulwood / Jerome Brailey のドラム隊もしっかり、Gary Shider や Glenn Goins と言う緩さと強さを装備したヴォーカル隊のアクセント、もう隙もないのです。2
とにかく P-Funk 宣言とも言える #1.‘P-Funk (Wants To Get Funked Up)’ で強烈に掴み、 #2.‘Mothership Connection (Star Child)’ から、隙の無い完璧なファンクで、最後まで楽しく突っ走る一枚で、これが以降の出発点と言えるでしょう。
一応、宇宙戦争を舞台にした作品なのですが、随所にゴスペルの要素が出てきます。 これが当時の人には「宇宙と自分たちの生活は繋がっている!!」と、刺さったのですね。 #7.‘Night Of The Thumpasorus Peoples’ の繰り返すヴォーカル隊のハーモニーには、それが顕著でしょう。
ここから、 Starchild / Dr. Funkenstein 対 Sir Nose d’Voidoffunk の、壮絶に蛇行する壮大なスペース・オペラの幕開け。 P-Funk を聴き始めるには、ここからが一番良いのではないでしょうか?
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“Let’s Take It to the Stage”(1975) / Funkadelic と 同じセッションでほぼ全曲録られています。 ↩︎